マイクロアジャストメント
カメラのことを調べていたら、純正レンズでもAF(オートフォーカス)のピント位置がずれていることがあるので自分で調整しなければならない、という記事を見つけました。「んな、アホな~」と、他にも調べてみたら、どうやら工業製品の宿命として個体差があるようです。確かに、撮影した画像を家で確認したら、イマイチピントが合ってないような...と思うことが。それはAFのズレのせいだったのか?!
このズレを補正するために、Canonのデジイチには「マイクロアジャストメント」という機能があるそうなので試してみました。
こんな感じで、カメラを三脚に固定し、定規(何処にピントを合わせたか分かりやすい物なら何でもOK)を机の上に置いて撮影します。
設定画面から「AFマイクロアジャストメント」を呼び出します。基本的には、2の「レンズごとに調整」を選びます。自動的に付けているレンズの銘柄を判別してくれます(純正以外でもOK)。一度設定したら、次に同じレンズを付けた時に設定が適用されます。
Wは焦点距離の最も広角側(ワイド端)、Tは最も望遠側(テレ端)を意味します。それぞれの焦点距離で調整します。まずは±0の状態で試します。
絞り優先モードなどで、絞りを開放にします(ピントの合う範囲をできるだけ小さくするため)。AF方式は1点だけに。ファインダーを覗きながら、AFの四角い枠を目標の場所に合わせます。今回は定規の20cmの数字にしました。
撮影後、写真を拡大表示してピントが意図した所に合っているかを確認します。
で、やってみた結果。
一番わかりやすかった例として、EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS STMのワイド端は、、、
ホントにズレてらっしゃいました(笑) 20に合わせたのに、数字の0がボヤけていて、どちらかというと奥の19の方に合っている。普段よく使うレンズ・焦点距離だからちょいショック。これを手前側にもってくるためにマイナスに調整。
結果がコチラ↓
無事、20がクッキリとしました。
他の手持ちレンズもどんどん調整していきました。
これで少しは、狙った通りの場所にピントが合ってシャープな画が撮れるようになれるといいな。