Touch of Space

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新型TTに試乗

次期車の最有力候補である新型TTに先週ようやく試乗できました!

手放してしまった先代8Jの感触を忘れないうちに乗ることができて良かったです。 しかも、予約制であったのにも関わらず、30分間自由試乗OKとのことで、色々と試すことができました。

 

 

 

今回は展示車にグレイシアホワイトのクーペとロードスターが加えられていました。が、試乗車含めいずれも非Slineのquattro。早くSlineの実車が見たいな~。

 

 

 

非Slineの天井はグレー系の明るい色。これは内装色にもよりますが、スポーティでないのでダメ!しかし、これは日本導入の初期ロットだけみたいで、今後はブラックが標準になります。

 

 

新形状のフラットボトムステアリングホイールは、太くなり径も若干小さくなった模様。 太くなったおかげでよりスポーティにはなりましたが、手の当たる部分は少し角が立っていたのが気になりました。長時間握っていると痛くなるかもしれません。

 

 

さて、プッシュボタンでエンジン始動。始動時の音は特別な味付けなどなく、8Jとよく似ていました。

まずはドライブセレクトをノーマルにしてスタート。

乗り心地は確実に角が丸くなって快適になりました。跳ねるような感じも少なく好印象。

出足から踏み込んだ時の加速もquattroのおかげもありますが、非常に安定しておりそれでいて相変わらずの軽やかさ♪ Sトロニックもさらにスムーズになって進化しています。これで十分!

交差点で曲がった時のハンドルの切れがすごくよかったです。これはquattroよりもむしろ軽いFFの方がさらに期待できそう。

アイドリングストップも最近のは良くなりました。発進時はどうしてもワンテンポ遅れますが、停止時と再始動時の振動はかなり抑えられており、最初は気がづきませんでした。街乗りonlyの時はエフィシェンシーモード(今回試さず)と合わせて使いたい機能。

 

ノーマルモードで唯一不満だったのがマフラーやエンジンの音が静かなこと。8Jよりも大人しく物足りないです。8Jはふわっと踏んでもブーんと低音の排気音が心地よく聞こえたのですが...。

 

そこで、ダイナミックモードにしてみたのですが、これがとてつもない!私は、所詮ダイナミックモードってシフトチェンジが引っ張り気味になってパワーを引き出すだけのモードでしょ?なんて舐めてかかってました。それが、アクセルを踏み込むとお尻から火が出ているのかと思うほどの大きな音がします。豹変しすぎ。ノーマルモードの静かさはこのギャップを狙ってわざとそうしてある?純正マフラーとは思えない爆音でしたが、これは最近はやりの車内に合成音をわざと流す仕組みなんでしょうね。だから外には車内ほどの爆音は聞こえていないはず。

さらに、先ほどまで柔らかかった足回りが、ちょっとした段差を通過しただけでガツンッときて、ガチガチに硬くなりました。

他にも積極的にキックダウンをするなど、見えない演出が全体的になされているようで、車の方から煽って来るのがひしひしと伝わってきました。過剰演出かもしれませんが、こんな演出されたら自然とシャカシャカと走ってしまいます。この爽快な気持ちは病みつきになります。

 

 

  

それと目玉機能のバーチャルコックピッド。メーターとしての機能及び視認性(あくまでClassicalモード時)は申し分ないです。予想以上に自然なレスポンスで、走行中は液晶メーターであることを忘れてました。真昼間でメーターフード内に日が射しこんでも、クッキリハッキリな高精細液晶のおかげで見にくくなることはありませんでした。ナビ使用中に地図を注視していられるかは、オーナーになってみないと何とも言えませんね。

その他、オービスが近づいてきたときに、「スピードにご注意ください」というアナウンスと共にカメラマークが出て警告してくれる機能がありました。

 

普段から「短時間の試乗で何が分かるんだ!」と思っている私ですが、久々に明らかな良さを実感できる車でした!

 

 

乗ってしまうと、やはり気持ちが揺らいでしまいますが、先日述べた理由から来年の春までは購入を控えます。VWのスキャンダルで先行きも不透明ですし。

世界一の座を手にするためにこのような手段をとったのだとすれば、オーナーとしては悲しい限りです。せっかく感動したのに、後味悪い試乗記になってしまいました。