次期Audi TT RS デザイン上の差別化は?
来年の前半にもデビューする次期型TT RS(8S)は、テストの様子が頻繁に目撃されるようになり、開発が大詰めであることが伺えます。
パワートレインは引き続き5気筒エンジンが搭載され、最高出力は400ps以上になるとも言われています。エクステリアデザインとしては、大まかな造形はTTSやSlineと基本的に同じで、その他はRSシリーズの共通アイコンであるメッシュグリルが採用されるようです。
このテストカーを基にした予想イラストが公開されました。
カッコいいと思います。近年のコンセプトカーにあるようなグリルの縁取りがTT RSで採用されるのでしょうか? 確かにテストカーにはソレっぽい窪みが見えます。
次期TT RSの開発車両を見て気になったことが一つ。
固定式のリアスポイラーがありません。テスト車が目撃された当初は、開発段階だからなのかな?と思っておりましたが、発表間近の今でもスポイラーを付けた個体が目撃されていません。しかし、Autocarの記事によると"The final production model is also likely to receive a large rear spoiler."とあるので、市販版では付くことになっているようです。
初代や2代目ではデザイナーの意向を無視してまで固定式スポイラーを取り付けたのに、外見も中身もよりスポーティーさを強調した新型で今さら付けない訳がありませんものね。ただ、この状態で普通にニュルを爆走しているということは、結局のところ8S TTは初代で指摘されたような空力上の問題が無いということなんでしょう(当たり前か)。
画像はTT Cupのワンメイクレースカー